コラム

【遊戯王 インタビューコラム】WCQRegio第3位!『BF』使いヴァーミさん

今回は、日本時間で2018年11月18日にフランスにて開催された『World Championship Qualifier Regional』で、悲願の3位入賞を果たした「BF-ヴァーミリオン」(@BFvermilion)さんにお話を伺ってきました!

ヴァーミさんは今回の結果によって、ヨーロッパ大会への参加権利を獲得しています。

2018年の「TCG Europe 9月」の制限改定でヴァーミさんが使用されたデッキは、長年使っている『BF(ブラックフェザー)』です。

それでは、ヴァーミさんよろしくお願いします。

WCQ第3位『BF(ブラックフェザー)』(ヴァーミさん)

大会のデッキ環境や使用したデッキについて

・WCQの環境や使用したBFについて教えてください。

今回参加したのはWorld Championship Qualifier Regionalという公式の大会で、上位に入ると来年度開催のヨーロッパ大会への参加資格が得られるものです。

僕の予想では、使用デッキは暗黒界先攻ワンキルと閃刀姫とサンダードラゴンがそれぞれ2割ずつ、オルターガイスト、トリックスター、削り真竜がそれぞれ1割くらいかなと思っていました。

しかし、実際のところはサンダードラゴンが20%、閃刀姫とトリックスターとオルターガイストがそれぞれ15%、そして45%が他のデッキという割合だったようです。

暗黒界はこちらの環境では強力な分、全員が対策を厚くしたので敬遠されたのだと思います。

そんな中、僕は後攻でワンキルをするBFで参加しました。

先攻ワンキルデッキが存在するため若干向かい風でしたが、環境の半分である閃刀姫とサンダードラゴンの盤面を安定して返せる自信があったので後攻の構築にしました。

ハリファイバー不在のTCG環境について

・ハリファイバーが存在しないTCGの環境について教えて頂けますか?

ハリファイバーはいませんが、日本の環境とデッキ分布自体はそう変わらないように思えます。

リンク数はトロイメアとスケープゴートで稼げている印象なので、ハリファイバーは無くてもいいのかもしれません。

あ、でもファイアウォールドラゴンは暴れていますね(笑)

 使用デッキレシピについての考察

・使用した「BF(ブラックフェザー)」の構築について教えてください。

こちらが使用したデッキレシピです。

BFの展開方法 / カード採用理由について

・BFの展開方法や構築した時の採用理由を教えて頂けますか?

基本的には後攻を取ってシムーンとアウステルを中心に展開していきます。

シムーンの効果で黒い旋風とアウステルを用意し、アウステルを出してコストを蘇生しつつ手札のBFを増やす流れです。

この時点で見習い魔嬢とフルアーマードウィングまでは出せるので、先攻であればモンスターを1体追加して幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ、後攻ならば相手モンスターを奪いヴァレルソードを目指します。

バルディッシュは自身の効果で幻影霧剣を2枚持って来られるので、先攻制圧や後攻で蓋をする際に役に立ちます。霧剣でフルアーマードウィングを戦闘から守れるのが大きく、今回の結果に貢献しました。

また、サブプランとしてスチームを3枚採用しました。

こちらも先攻であればバルディッシュ(と、余裕があればフルアーマード)、後攻であればライキリ連打を狙っていけます。

手札誘発は下手に採用せず、しっかり大量展開できるようモンスターを増やしました。

サイドデッキは一番苦手な暗黒界先攻ワンキルとオルターガイストを筆頭に、元々得意な相手である閃刀姫とサンダードラゴンに確実に勝てる構築を心がけました。

《BF-毒風のシムーン》

効果モンスター
星6/闇属性/鳥獣族/攻1600/守2000
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
手札からこのカード以外の「BF」モンスター1体を除外して発動できる。
デッキから「黒い旋風」1枚を自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
その後、手札のこのカードをリリースなしで召喚するか、墓地へ送る。
この効果で置いた「黒い旋風」はエンドフェイズに墓地へ送られ、
自分は1000ダメージを受ける。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は闇属性モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

《BF-南風のアウステル》

チューナー・効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻1300/守 0
このカードは特殊召喚できない。
(1):このカードが召喚に成功した時、
除外されている自分のレベル4以下の「BF」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外し、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールドの「ブラックフェザー・ドラゴン」1体を選び、
相手フィールドのカードの数だけ黒羽カウンターを置く。
●相手フィールドの表側表示モンスター全てに
可能な限り楔カウンターを1つずつ置く(最大1つまで)。

ちなみに、OCGの展開はこちらです。

デッキの強みについて

・「BF」の強みについて教えてください。

フルアーマードウィングを倒す手段はデッキ内に1つあるか無いかなので、相手はそこを目指し動きが単純になります(ヴァレルソードドラゴンやヘクスティア+マリオネッター)。

なので、こちらとしても相手の展開が予想しやすく優位に戦えました。

《BF-フルアーマード・ウィング》

シンクロ・効果モンスター
星10/闇属性/鳥獣族/攻3000/守3000
「BF」チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードは他のカードの効果を受けない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手フィールドのモンスターが効果を発動する度に、
その相手の表側表示モンスターに楔カウンターを1つ置く(最大1つまで)。
(3):1ターンに1度、相手フィールドの楔カウンターが置かれたモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのコントロールを得る。
(4):自分エンドフェイズに発動できる。
フィールドの楔カウンターが置かれたモンスターを全て破壊する。

デッキの弱点について

・「BF」の弱点について教えてください。

ずばりカウンター罠です。

最初のBFの召喚やシムーンの効果、フルアーマードウィングの召喚を無効にされるとあっけなく沈みます。

悲しいです。

パワーは上がってもBFの弱点は変わってないですね。僕にはどうにもできないです(泣)

デッキの改善点について

・今後このデッキを改善するとしたらどう構築しますか?

サンダードラゴンを混ぜてみたいです。

闇の誘惑はサンダードラゴンと相性が良いですし、封印の黄金櫃もアウステルとシナジーがあるので、先攻制圧と後攻展開の両方で活躍してくれると思っています。

勿論、ハリファイバーやRRワイズストリクスの実装も楽しみにしています(笑)。

対戦した試合について

・今回、印象に残った対戦などがありましたら教えてください。

1回戦の幻奏に負けそうになった試合です。

クリスティアと光の結界像とオネストの布陣が完成した時には「僕の大会はここで終わりかぁ」と思いました。

その後の試合でオスティナートにうららが使えてなければそのまま負けていたはずです。

また、閃刀姫が神の通告や無限泡影などの罠を多く採用しているのも印象に残っています。

シズクに壊獣を乗せても安心できないのが脅威になりますので。

《オスティナート》

通常魔法
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。
自分の手札・デッキから、「幻奏」融合モンスターカードによって
決められた融合素材モンスター2体を墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
このターンのエンドフェイズに、この効果で融合召喚したモンスターを破壊し、
その融合素材モンスター一組が自分の墓地に揃っていれば、その一組を特殊召喚できる。

今期のOCG環境やTCG環境について

・今期のOCG環境やTCG環境についての考えを聞かせてください。

どちらも色々なデッキに活躍のチャンスがあり、良い環境だと思っています。

ただ、OCGの場合はハリファイバーのせいでどのデッキも動きが似通っているのと、TCGは先攻ワンキルの存在がちらつくので、その辺りは禁止制限で整備した方が良いと思っています。

最後に一言

・それでは、恒例の最後の一言。「あなたにとってBFとは?」

 

人生です。

 

………

……

ヴァーミ(@BFvermilion)さん、長らくBFを使い続け苦しい時期もある中での3位入賞、本当におめでとうございます。

続く来年度開催のヨーロッパ大会は、日出ずる国から応援しています!!

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おまけ

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございましたφ(^ー^)ノ

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