今回は、現在使用しているテーマでもある「パラディオン」について考察です。
下級モンスター共通の「自身を特殊召喚する効果」やリンクモンスター共通の「リンク先のモンスターの攻撃力分、自身の攻撃力を上げる効果」により、GSリンクやガンドラワンキルと様々なデッキに出張している「パラディオン」。
純構築でのパラディオンのまわし方も含めて、1枚ずつ考察していきます。
パラディオンとは
まず「パラディオン」というテーマは、2018年4月14日発売の「CYBERNETIC HORIZON」からテーマ化されたカードです。
下級のモンスターの種族・属性はすべてバラバラで、リンクモンスターのパラディオンは全て光属性で統一されています。
また、下級モンスターには共通して「リンクモンスターのリンクマーカーの先に、自身を守備表示で特殊召喚できる」効果を持っていて、その特殊召喚のしやすさから他のデッキにも採用されています。
そして、リンクモンスターのパラディオンは共通して「リンクマーカーの先のモンスターが攻撃できなくなる代わり、そのモンスターの攻撃力分だけ攻撃力がUPする」効果を持っています。
下級モンスターとリンクモンスターのパラディオンとステータスは低めに作られていますが、共通効果の他にそれぞれお固有の効果を持って状況に合わせて戦える柔軟性を持っているのがパラディオンの強みの一つです。
パラディオンのポイント
- 下級モンスターは種族・属性はバラバラ
- リンクモンスターは全て光属性で統一
- 下級モンスターは、リンク先に守備表示で特殊召喚できる
- リンクモンスターのマーカー先のモンスターは攻撃できない
- リンクモンスターはマーカー先のモンスターの攻撃力分だけ攻撃力がUPする
パラディオンの各種モンスター考察
百獣のパラディオン 効果モンスター 星3/地属性/獣族/攻1200/守1600 このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、 (2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードはリンクモンスターのリンク先となる 自分フィールドに手札から守備表示で特殊召喚できる。 (2):自分フィールドの「パラディオン」リンクモンスター1体を対象として発動できる。 このターン、そのモンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、 その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。 |
リンクモンスターのパラディオンの共通デメリット効果で「リンク先のモンスターは攻撃できない」というのもあるため、パラディオンのリンクモンスターだけで戦おうとすると、相手がモンスターを守備で出し続ける限りダメージが入りません。
そんな時に、百獣のパラディオンの守備貫通が役に立ちます。
ダメージレースで有利に立てるだけでなく、レベル3の地属性なので、展開途中でハリファイバーを出してレベル2の地属性チューナーを用意できれば、簡単にナチュル・ビーストを出すことができるようになります。
後述する「天穹のパラディオン」の効果と合わせて使うことで、守備貫通するダメージも倍になります。
魔境のパラディオン 効果モンスター 星3/炎属性/魔法使い族/攻 400/守2000 このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、 (2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードはリンクモンスターのリンク先となる 自分フィールドに手札から守備表示で特殊召喚できる。 (2):このカードがリンクモンスターのリンク先への召喚・特殊召喚に成功した場合、 自分フィールドの「パラディオン」カード1枚と 相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。 そのカードを破壊する。 |
(2)の効果は、魔境のパラディオン自身も対象に取れるので1:1交換ができます。
相手のリンクモンスターにリンクマーカーがこちらのフィールドに向いているものがあれば、魔境のパラディオンを特殊召喚して1:1交換で様子を見るという使い方ができます。
神樹のパラディオン チューナー・効果モンスター 星3/水属性/戦士族/攻 800/守1800 このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、 (2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードはリンクモンスターのリンク先となる 自分フィールドに手札から守備表示で特殊召喚できる。 (2):自分フィールドの「パラディオン」モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、 代わりにフィールド・墓地のこのカードを除外できる。 |
パラディオン唯一のチューナーモンスター。
戦士族のため増援にも対応していて、パラディオンの中でも一番出張パーツとして使われている下級モンスターです。
自分フィールドのパラディオンを破壊から守る効果は、複数のパラディオンの同時破壊からも守ってくれるのでブラックホールやブラックローズの全体破壊を肩代わりしてくれます。
そして、この自身を除外することで破壊を防ぐ効果。実は「神樹のパラディオン」自身が破壊される時も除外できます。
今のところその使いみちは、墓地にカードをためたくない時や除外が発動条件のカードのトリガーといったところでしょうか。
天穹のパラディオン 効果モンスター 星4/光属性/サイキック族/攻1600/守1000 このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、 (2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードはリンクモンスターのリンク先となる 自分フィールドに手札から守備表示で特殊召喚できる。 (2):自分フィールドの「パラディオン」リンクモンスター1体を対象として発動できる。 このターン、自分はそのモンスターでしか攻撃できず、 そのモンスターが相手モンスターとの戦闘で相手に与える戦闘ダメージは倍になる。 |
一見こちらが戦士族に見えますが、緊急テレポート非対応のレベル4のサイキック族。
相手モンスターとの戦闘ダメージ倍は、ワンキルをしやすくしてくれます。
下級パラディオンでは最高の攻撃力を誇る1600。
リンクモンスターのパラディオンの攻撃力UPにも一役買ってくれます。
(天穹のパラディオンがアークロードパラディオンのリンク先にいるだけ、攻撃力3600になります。)
「百獣のパラディオン」と合わせて使うことで、守備貫通するダメージも倍増します。
星辰のパラディオン 効果モンスター 星4/風属性/ドラゴン族/攻 600/守2000 このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、 (2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードはリンクモンスターのリンク先となる 自分フィールドに手札から守備表示で特殊召喚できる。 (2):このカードがリンクモンスターのリンク先への召喚・特殊召喚に成功した場合、 「星辰のパラディオン」以外の自分の墓地の「パラディオン」カード1枚を対象として発動できる。 そのカードを手札に加える。 |
リンク召喚を多用するパラディオンの手札消費を抑えてくれるキーカード。
自分の墓地の「パラディオン」カードは、リンクモンスターのパラディオンはもちろん、魔法・罠の「パラディオン」カードも手札に加えることが可能です。
マギアス・パラディオン リンク・効果モンスター リンク1/光属性/魔法使い族/攻 100 【リンクマーカー:下】 「マギアス・パラディオン」以外の「パラディオン」モンスター1体 このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードの攻撃力は、このカードのリンク先のモンスターの元々の攻撃力分アップする。 (2):このカードのリンク先のモンスターは攻撃できない。 (3):このカードのリンク先に効果モンスターが特殊召喚された場合に発動できる。 デッキから「パラディオン」モンスター1体を手札に加える。 |
パラディオンの下級モンスター1枚でリンク召喚できる展開のメインエンジンとなるカード。
サーチ効果も状況に合わせて好きな「パラディオン」モンスターを持ってこられるため、純構築では2枚は採用したいカードになります。
「パラディオン」モンスターなら何でも素材にできるため、リンク2やリンク3の「レグレクス・パラディオン」や「アークロード・パラディオン」を素材にして、展開をやり直すことで戦況に必要なカードをサーチしてくる動きが強いです。
「アークロー・ドパラディオン」からの展開先として1枚出張パーツとして使われています。
レグレクス・パラディオン リンク・効果モンスター リンク2/光属性/獣族/攻1000 【リンクマーカー:上/下】 「パラディオン」モンスターを含む効果モンスター2体 このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードの攻撃力は、このカードのリンク先のモンスターの元々の攻撃力分アップする。 (2):このカードのリンク先のモンスターは攻撃できない。 (3):このカードのリンク先に効果モンスターが特殊召喚された場合に発動できる。 デッキから「パラディオン」魔法・罠カード1枚を手札に加える。 |
「マギアス・パラディオン」のモンスターサーチとは違い、こちらは魔法・罠をサーチするリンクモンスターのパラディオン。
攻撃力1000とリンク2のモンスターにしては低いですが、こちらはリンクマーカーが相手フィールドにも向いているため、相手モンスターの攻撃を防ぎつつ、その攻撃力分だけ攻撃力が上がります。
ヴェルスパーダ・パラディオン リンク・効果モンスター リンク2/光属性/戦士族/攻 500 【リンクマーカー:左/下】 「パラディオン」モンスターを含む効果モンスター2体 (1):このカードの攻撃力は、このカードのリンク先のモンスターの元々の攻撃力分アップする。 (2):このカードのリンク先のモンスターは攻撃できない。 (3):1ターンに1度、このカードのリンク先に効果モンスターが特殊召喚された場合、 このカード以外の自分または相手のメインモンスターゾーンのモンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターの位置を、他のメインモンスターゾーンに移動する(そのモンスターから見て相手のフィールドには移動できない)。 |
純パラディオンよりも、重要なデッキ重宝するデッキに出張パーツとしてで採用される方が多いです。
派生のパラディオンデッキでは、「レグレクス・パラディオン」でサーチするカードを入れない場合も多いので、その場合は代わりにこちらが採用されます。
アークロード・パラディオン リンク・効果モンスター リンク3/光属性/サイバース族/攻2000 【リンクマーカー:上/左下/右下】 リンクモンスターを含む効果モンスター2体以上 (1):このカードの攻撃力は、このカードのリンク先のモンスターの元々の攻撃力分アップする。 (2):このカードのリンク先のモンスターは攻撃できない。 (3):1ターンに1度、このカードのリンク先の自分の、 「パラディオン」モンスターまたは「星遺物」モンスター1体をリリースし、 相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。 そのカードの効果をターン終了時まで無効にする。 この効果は相手ターンでも発動できる。 |
パラディオンのエースモンスター。
その無効化する効果は強力で、表側表示カードなら何でも良く、効果モンスター・魔法・罠とチェーンが組めるタイミングならコストを支払うことでなんでも無効化することができます。
リンク先のパラディオンがいない場合、その補充として「マギアス・パラディオン」のリンク素材となって展開をやり直すことで、必要パーツを揃えて制圧や攻撃に備えます。
オーバード・パラディオン 速攻魔法 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):自分フィールドの「パラディオン」モンスター1体を対象として発動できる。 このターン、その「パラディオン」モンスターは自身以外のカードの効果を受けない。 |
「パラディオン」モンスターが1体自身以外の効果を受けなくなりますが、パラディオンが効果を受ける場合と考えると破壊が多いので「神樹のパラディオン」の肩代わり効果で用が足りてしまいます。
破壊以外の効果を及ぼすものについては「アークロード・パラディオン」で無効化することもできるめ、それ乗り越えて打ってくる1手の対抗を考えて「オーバード・パラディオン」を採用するよりも、手札誘発や体制の立て直しカードなどを入れたほうが堅実です。
リユナイト・パラディオン フィールド魔法 (1):フィールドの「パラディオン」リンクモンスターの攻撃力は500アップする。 (2):1ターンに1度、自分フィールドの「パラディオン」リンクモンスター1体を対象として発動できる。 このターン、自分はそのモンスターでしか攻撃できず、 そのモンスターは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。 |
パラディオン専用のフィールド魔法でレグレクスの魔法・罠サーチに対応。
全体攻撃の付与効果は、「百獣のパラディオン」の守備貫通や「天穹のパラディオン」のモンスターとの戦闘ダメージを倍にする効果との相性は抜群です。
クルセイド・パラディオン 永続罠 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):このカードは自分フィールドの、 「パラディオン」モンスターまたは「星遺物」モンスター1体をリリースして発動する事もできる。 その場合、そのモンスターと元々のカード名が異なる、 「パラディオン」モンスターまたは「星遺物」モンスター1体を自分のデッキ・墓地から選んで特殊召喚する。 (2):自分フィールドに「パラディオン」リンクモンスターが存在する限り、 相手はリンクモンスターしか攻撃対象に選択できない。 |
レグレクスの魔法・罠サーチに対応。
相手のエンドフェイズに「魔境のパラディオン」を「クルセイド・パラディオン」の効果でリンクモンスターのリンク先に特殊召喚することで、相手の伏せカードにエンドサイクロンをするのと同じ動きが可能になります。
「魔境のパラディオン」の効果の対象にすることも可能なため、呼び出した「魔境のパラディオン」を「アークロード・パラディオン」の無効化効果のコストに使い回せます。
「パラディオン」以外にも「星遺物」モンスターも特殊召喚できるため、「星遺物-『星槍』」を呼び出すことでいきなり攻撃力3000のモンスターが立たせるか、エクストラモンスターの効果を無効化して破壊することができる「星遺物-『星冠』」を立たせることもできます。
クローラー・パラディオン 永続罠 (1):このカードは発動後、効果モンスター(昆虫族・地・星2・攻300/守2100)となり、 モンスターゾーンに特殊召喚する。 このカードは罠カードとしても扱う。 (2):このカードの効果でこのカードがリンクモンスターの リンク先への特殊召喚に成功した場合に発動できる。 デッキから「星遺物」カード1枚を手札に加える。 |
レグレクスの魔法・罠サーチに対応。
リンクモンスターのリンク先に特殊召喚することでサーチする「星遺物」カードは、墓地に「星辰のパラディオン」が落ちていれば次のターンの展開に使える「星遺物の守護竜」、バトルでリンクモンスターが破壊されそうであれば「星遺物-『星槍』」をサーチ、というように状況に応じて使い分けることが可能です。
「クローラー・パラディオン」も「パラディオン」と名の付くモンスターであるため、「マギアス・パラディオン」のリンク素材とすることが可能です。万が一手札事故のときには、相手のエンドフェイズに発動して自分のターンに「マギアス・パラディオン」へとリンクして体制を立て直すのにも使えます。
パラディオンと相性の良い「星遺物」カード考察
これらのカードは名前に「星遺物」と付くので、「クローラー・パラディオン」のサーチ対象です。
「クローラー・パラディオン」は相手ターンで発動することが多いので、攻撃を止めるか受けて次の展開に備えるかなど戦況を見極めてサーチ先を決めるのが良いです。
星遺物-『星冠』 効果モンスター 星6/闇属性/機械族/攻2000/守2000 このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、 (3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードはリンクモンスターのリンク先となる 自分フィールドに手札から守備表示で特殊召喚できる。 (2):EXデッキから特殊召喚されたフィールドのモンスターが効果を発動した時、 このカードをリリースして発動できる。 その発動を無効にし破壊する。 (3):通常召喚したこのカードがリリースされた場合に発動できる。 デッキから「星遺物」魔法・罠カード1枚を手札に加える。 |
(1)の効果で、リンクモンスターのリンク先に守備表示で特殊召喚できるため、手札にパラディオンモンスターが1枚あれば、「マギアス・パラディオン」にリンク召喚することで、リンク先に特殊召喚して「マギアス・パラディオン」の効果を発動することができます。
(2)の効果は、エクストラモンスターへの牽制として機能します。
(1)の効果で場に出したり、「クルセイド・パラディオン」でいきなり特殊召喚することで相手のテンポを崩すことも可能です。
(3)の効果ですが、このカードをアドバンス召喚する機会があまりありませんが、後述する「星遺物の守護竜」などをサーチできます。
星遺物-『星槍』 効果モンスター 星8/闇属性/機械族/攻3000/守 0 このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):リンクモンスターを含むモンスター同士が戦闘を行うダメージ計算時に、 このカードを手札から捨てて発動できる。 その戦闘を行う相手モンスターの攻撃力は3000ダウンする。 (2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、 相手は他の「星遺物」モンスターを攻撃できない。 (3):EXデッキからモンスターが特殊召喚された場合に発動する。 お互いのフィールドに「星遺物トークン」(機械族・闇・星1・攻/守0)を1体ずつ守備表示で特殊召喚する。 |
サーチできる「オネスト」のようなカードです。
(1)の効果はパラディオンや自分のリンクモンスターに限らず、「リンクモンスターが戦闘と行うダメージ計算時」に発動が可能なため、相手がリンクモンスターで殴ってきた時に使って迎撃するということもできます。
そして、効果の攻撃力3000ポイントダウンは永続でダウンし続けるため、攻撃で破壊されない「ヴァレルソード・ドラゴン」のような破壊耐性を持ったリンクモンスターは攻撃力0のまま攻撃表示で立ち続けることになります…。
(3)はエクストラデッキからモンスターが召喚された場合に発動できるので、自分・相手のターン構わず発動できます。
相手ターンに使うとそのまま展開に使われる恐れがあるので、「星遺物-『星槍』」が場に出ていて効果を使う場合はできる限り自分のターンを狙って使って行くのが良いでしょう。
星遺物の守護竜 永続魔法 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):このカードの発動時に、自分の墓地のレベル4以下のドラゴン族モンスター1体を対象にできる。 その場合、そのモンスターを手札に加えるか特殊召喚する。 (2):1ターンに1度、自分フィールドのドラゴン族モンスター1体を対象として発動できる。 その自分のモンスターの位置を、他の自分のメインモンスターゾーンに移動する。 |
発動時にレベル4以下のドラゴン族モンスターを回収or特集召喚できるカード。
(1)の効果は、主に「星辰のパラディオン」に使って展開を補助できます。
(2)の効果は、純構築の「パラディオン」では使用機会がほとんどありません。
「星辰のパラディオン」の補助効果を使って邪魔担った時に動かすくらいです。
展開方法
基本的に手札に2枚のパラディオンモンスターがいると、無効化効果用のコストを準備した状態でリンク3の「アークロード・パラディオン」を立たせることができます。
最初のパラディオンモンスターの召喚から「アークロード・パラディオン」までは合計5回の特殊召喚を繰り返します。
(初期手札:パラディオン2枚)
「神樹のパラディオン」を通常召喚→素材にして「マギアス・パラディオン」をリンク召喚。
「マギアス・パラディオン」のリンク先に「百獣のパラディオン」を特殊召喚。
「マギアス・パラディオン」の効果で、デッキから「星辰のパラディオン」をサーチ。
「マギアス・パラディオン」と「百獣のパラディオン」を素材に「レグレクス・パラディオン」をリンク召喚。
「レグレクス・パラディオン」のリンク先に「星辰のパラディオン」を特殊召喚。
「レグレクス・パラディオン」と「星辰のパラディオン」の効果を発動。
※この時にチェーンを組む順番は
チェーン1:「レグレクス・パラディオン」
チェーン2:「星辰のパラディオン」
という順番で組まないと、「レグレクス・パラディオン」の効果を「灰流うらら」の効果で妨害されます。
同じことが、「マギアス・パラディオン」のサーチの時も言えますので、なるべく「星辰のパラディオン」など他のモンスターの効果をチェーン2に挟んで発動するのが良いです。
「レグレクス・パラディオン」のサーチ先は「クルセイド・パラディオン」or「クローラー・パラディオン」のどちらかを盤面や手札と相談して決めます。
「星辰のパラディオン」で回収するカードは、このターンにまだ特殊交換効果を使っていない「マギアス・パラディオン」を出すために使った「神樹のパラディオン」です。
「レグレクス・パラディオン」と「星辰のパラディオン」で「アークロード・パラディオン」をリンク召喚。
「アークロード・パラディオン」のリンク先に墓地から回収した「神樹のパラディオン」を特殊召喚。
これで「アークロード・パラディオン」の無効化効果のコストを用意した状態で、攻撃力は「神樹のパラディオン」の攻撃力800分だけUPして2800になります。(さらに、「神樹のパラディオン」の破壊を肩代わりする効果も揃っています。)
展開する上での注意点
パラディオンをまわしていて一見すると、チェーンに乗る特殊召喚が「クルセイド・パラディオン」か「クローラー・パラディオン」の2つしかないため増殖するGに強いようにも見えます。
しかし、下級パラディオンの効果を発動するためにはリンク召喚を経由するひつようがあるため、そのまま効果を発動しようとするとどうしても複数枚のドローを相手に許してしまいます。
「マギアス・パラディオン」になる前に「増殖するG」を発動されると、「アークロード・パラディオン」まで展開しようとする場合は相手に5枚ドローを許すことになります。(「アークロード・パラディオン」の無効化効果のコストまで用意すると6枚ドロー)
止む終えない場合以外は展開を止めるか、「クルセイド・パラディオン」を持っていた場合はセットしてエンドすることで、増殖するGの効果でドローさせずに下級パラディオンを「クルセイド・パラディオン」で攻撃力3000の「星遺物-『星槍』」か、エクストラモンスター用に牽制で「星遺物-『星冠』」に変換してお茶を濁すというのが現状です。
(もし、増殖するG対策がある方は教えて頂けると大変ありがたいですm(_ _)m )
出張パーツとしての可能性
下級パラディオンが共通して持っている「リンクモンスターのマーカー先に特殊召喚できる」という効果が非常に出張パーツとして優秀です。
GSリンクやガンドラワンキルなどいくつかのデッキにパーツが出張しているパラディオンですが、最近では閃刀姫パラディオンという構築も拝見しました。
さらに、下級パラディオン1体で「リンクマーカー先に効果モンスターが特殊召喚された時にパラディオンモンスターをサーチ」する効果を持った「マギアス・パラディオン」になることができるため、特殊召喚する方法が豊富な現代のカードプールではその効果を用意に発動して展開に繋げやすいと言えます。
以上のことから、今後、新しいカードが増えるたびにシナジーが生まれてくることは間違いありません。
ストーリーに関わっているテーマでもあるので今後の強化にも期待です。(願望)
あとがき
多彩な効果を持ったテーマのパラディオンですが、他のテーマと比べると相対的にデッキパワーは微妙な状態です。
しかし、盤面に合わせ柔軟な動きができる良いテーマだと思っていますので、他のカードプールのカードを取り入れる拡張性に賭けつつ、デッキの練度を上げていきたいと思います。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございましたφ(^ー^)ノ